モーターグレーダーで道路を整える
平坦化を支える工事車両
道路工事の後半では、モーターグレーダーという工事車両が活躍します。
この車両は道路の表面を平らに整えることを目的としており、特に細かな調整が必要な作業で威力を発揮します。
工事中の道路はデコボコしており、そのままでは通行が困難なため、モーターグレーダーのブレードで削りながら整地します。
ブルドーザーとの違いは、大まかな作業をブルドーザーが担当し、細部の仕上げをモーターグレーダーが行う点です。
これにより、安全で快適な道路が完成します。
アスファルトで舗装する技術
道路を平坦にした後、アスファルトを敷き詰める作業が行われます。
この工程で使用されるのが、アスファルトフィニッシャーという工事車両です。
この車両は荷台にアスファルト合材を積み込み、地面に均一に敷き詰める機能を備えています。
アスファルトフィニッシャーには、公道を走行可能なホイルタイプと、安定性に優れたクローラタイプの2種類があり、それぞれの特性に応じて使い分けられています。
特にホイルタイプは、移動が容易で都市部の工事現場で活躍する一方、クローラタイプは荒れ地や広範囲の舗装に適しています。
このように、アスファルトフィニッシャーは効率的な舗装作業を可能にし、高品質な道路を作り上げるために欠かせない存在です。